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ヤズマ(Yazma)って何ですか - 2012.12.10 Mon

いまさらですが、
ヤズマ(Yazma)って何ですかと聞かれました。
トルコ人に聞くと定義がとても曖昧で、
更にはそれ何?と反対に聞かれることも。

日本語でイーネオヤやトゥーオヤで縁飾りされた
スカーフの事をヤズマと呼んでいます。
実は正しくは木版染めされたガーゼや木綿布ヤズマです。
ヤズマと呼ばれているものは
本当はオヤ縁飾り付き、レース縁飾り付き、ビーズ縁飾り付きヤズマですね。
他にはトュルベント(tülbent:一般的にガーゼ)
もしくはバシュ オルトゥス(baş örtüsü)が
正しいのではないかと思われます。
トルコ語ではiğne oyalı yazma, tuğ oyalı yazma, boncuklı yazmaと
書かれていることが多いです。
本当はナイロン製などのスカーフに縁飾りを
したものはヤズマとは言えません。
これはバシュ オルトゥスかエシャルフというのが正しいです。
説明が悪くて申し訳ありません、
分かっていただけたでしょうか?

木版染めというと今では
インドやインドネシアが最初に私の頭に浮かびます。
調べてみると木版染めの歴史は曖昧で、
インドから、エジプトからもしくは中央アジアから始まったとされています。
日本でも江戸時代には木版染めがされていたようですが、
現在では型染めが主流になってしまって
木版染めは日本でも一人か2人の職人さんがされているようです。
木版染めは大量生産に向かないですからね。
でも日本の木版染め凄く素敵です。
興味のある方はこちらへ→藤本染工芸


トルコでの型押し染めの歴史も実はとても古くから始まっています。
チャタルヒュユックでのヒッタイト時代(紀元前700年)の遺跡発掘で
沢山の粘土で作られた型が見つかっています。

トルコの現存する木版染めの一番古い作品は16世紀のものです。
トカト、カスタモン、バルトゥン、ガジアンテプ、ディアルバクルで
発展した木版染めは17世紀にはイスタンブルで最盛期を迎えます。
その様子はムラト三世(1574-1579)の時代にイブラヒムパシャ サラユでの
メフメト4世皇子の割礼の儀式を描いた木版染め組合(basmaci esnafı)という
細密画の中で見ることが出来るそうです。

私の65歳になる友人は
私が若い頃にはイスタンブルの海岸沿いでヤズマ工房があってね。
天然染料で木版染めされた
ヤズマが最後の工程で海で洗われて
一杯干された風景が見られたものよ
と話していました。
私のヤズマの先生によると、
第一次大戦後急激に廃れてしまったそうです。

そのイスタンブルでの最後の時代のヤズマを見せてもらいました。
yazma-istanbul001.jpg
こちらはチェンゲルキョイと呼ばれるデザインのトュルベントのヤズマ。

yazma-istanbul002.jpg
これはボフチャ(bohça)のヤズマ。
ボフチャとは日本語で風呂敷にあたります。
イスタンブルのヤズマの特徴は
デザインがトカトなどのものに比べて繊細で細かいそうです。
私にはまだデザインがどこのものか見比べられません。
それにしてもこの2作品、
工場生産品には無いとても素敵な味わいがあります。

ついでといってはなんですが、
布屋さんでトュルベントを購入してみました。
yazma017.jpg
1メートル3・5TL(160円)です。
幅は90センチ。
以前作った型で今週、型染めして見ます。

yazma018.jpg
イーネオヤは出来ないので、鈎針で簡単に縁だけ止めてみたものの
なんだかねぇ・・・。
やっぱりイーネオヤかトゥーオヤをつけてみたい・・・。
只今、葛藤中です。

話があっちに飛んだりこっちに飛んだりお恥ずかしい限りです。
それでは今日はこの辺で・・・。
それにしても、イスタンブルは今日も天気が荒れてます。

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● COMMENT ●

こんばんは。イスタンブル最後のヤズマ、素敵ですね〜。私の手元にもいくつかアフシャップヤズマの入ったバシュオルトスありますが、こんなにカラフルじゃないですよ〜。特に2枚目は色がツボです☆

イーネオヤはZeytinさんの習い事をされているところの方々に託してみては如何でしょう?どうも最近のイーネオヤはオスマン時代のデザイン再現なんかもやっているらしいです。楽しみですね。

あ、ところでアフシャップヤズマの木型はアンカラでも40TLでした。ご参考まで。

Fumiyoさん

こんにちは、 Fumiyo さん。
返事が遅くなってしまいました、すいません。
上の2枚は先生がイスタンブルのアンティーク市場で
仕入れてきたようです。
50年ぐらい前のものではと言うことです。
今はこういう作品を作っているところ無いですものね。

イーネオヤはチニのコースの売店の女性が
作ってくれているようなので今度聞いてみようと思っています、
鈎針なら出来るんですけどね・・・。
やっぱり一つや二つイーネオヤ付きのヤズマが欲しいです。

木型結構お値打ちなお値段ですね。
もっと高いかと思ってました。
いつかアンカラのアンティーク市に行ってみたいです。


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Author:zeytin
Zeytinと申します。
トルコと関わり二十数年。
イズニクタイルに魅了され、
ただいま絵付けの修行中。
だらだらとした日常を返上し、
日に月に進歩したいものです。
(あくまで願望・・・)
誤字脱字ご容赦。
どうぞよろしくお願いします。

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