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トルコでイズニク陶器が盛んだった頃日本では・・・? - 2012.01.19 Thu

16世紀、トルコでイズニク陶器の生産が盛んだった頃は
日本ではどんなものが作られていたのか気になりました。
Iznik_glazed_pottery_1490.jpg
Istanbul Archeological Museum (Çinili Köşk)より

日本の焼き物の知識はまったくありませんので、
東京国立博物館のサイトへ行ってみました。

16世紀の日本は安土桃山時代。
この頃は・・・
茶の湯の流行に伴いやきものが日本独特の特色を持つようになりました。
瀬戸や美濃地方では、志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部という施釉した
茶碗・水差・香合など優れた茶陶が製作されました。
京都では楽焼が作り出されました。
桃山末期には、朝鮮半島から来た人々により、新しい技術がもたらされ、
各藩は製陶に力を入れ保護奨励し、その結果高取焼、上野焼、薩摩焼、
唐津焼、萩焼など高麗風のやきものが盛んに作られました。
日本セラミックス協会の日本の焼き物のサイトから

ここからは東京国立博物館からの重要文化財です。

一重口水指(ひとえぐちみずさし) 銘 柴庵(めい しばのいおり)
M_183.jpg
信楽(しがらき) 高14.7 口径17.3 底径15.5
安土桃山時代 16世紀
寂びの茶席の中で,信楽焼水指はことに声価が高い。
その信楽焼の水指の中で,古格を代表するのがこの作品である。
厚みのある一重口を僅かに肩で絞め込んで緊張感を持たせ,
胴にヒビ割れが生じ,また自然釉がどっぷりと掛かる姿は厳粛と評価したい。
千利休が所持し,曾孫の千江岑が「柴庵」と器底に漆書している。

志野茶碗(しのちゃわん) 銘 振袖(めい ふりそで)
M_191.jpg
美濃(みの) 高8.2 口径13.1 底径6.6
安土桃山~江戸時代 16-17世紀
いわゆる志野茶碗の代表作のひとつ。
半筒形茶碗は天正年間(1573-1591)後半に流行した形であるけれども,
古格を脱して口作りに山路風の変化つけを行い,胴に少し張りを持たせ,
高台は粘土を貼り付けた無雑作な椎茸(しいたけ)高台に作るなど,
随所に作意を加えている。柔らかい百草土に鬼板を塗り,
白い志野釉を通して鮮やかな緋色に映る。形,釉,景色とも三拍子揃った名碗である。

志野橋文茶碗(しのはしもんちゃわん) 銘 橋姫(めい はしひめ)

M_192.jpg
美濃(みの) 高11.5 口径12.5 高台径6.0
安土桃山~江戸時代 16-17世紀
岐阜県東南部に広がる美濃窯の中で,
土岐市の久尻から可児市の大萱にかけての一帯の窯は
特に優れた桃山様式の焼物を焼いたことで知られている。
この志野茶碗はそうした作品のひとつで,大振りで筒形の力強い造形に,
奔放な筆致で橋と苫屋が描かれる。
志野のなかでも古格の堂々たる作風を示す作品である。

鼠志野鶺鴒文鉢(ねずみしのせきれいもんはち)
M_194.jpg
美濃(みの) 高11.0 口径28.5
安土桃山~江戸時代 16-17世紀
志野を産み出した美濃焼の白い土に酸化鉄の泥漿を掛ける。
そこに文様を掻き落とし,全面に長石釉をかけると,
鼠地に白抜きの文様の鼠志野が出来上がった。
たまさか残った掛け残しを岩に見立て,そこに一羽の鶺鴒を描く。
着想の面白さと造形とが見事に融合し,鼠志野を代表する優作となった。

このようなものが作られていたんですね。
渋いです!ネーミングも素晴らしい!
侘びさびの世界ですね。

でも、トルコへ持ってきたら・・・
地味すぎて誰も使ってくれなかったことでしょう・・・。

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● COMMENT ●

日本の古陶のこの造形力。
たんに職人さんがテンベルだっただけじゃないの?
それに侘び寂びっていう魔法の言葉をつけただけじゃないの?
それを後世の人がありがたがってるだけじゃないの?
なんて思ったりする時もなきにしもあらずなわけで。
でもそんなひねくれた思いを持っても志野橋文茶碗とか
いいねえ、こういうの作れたらなあって思っちゃうんだな。

見る目のない私なんかからすると、形のしっかりした
トルコの陶器のほうが魅力的だったりするんだけど。
きっと、息子なんかのコメントなら「この茶碗曲がってるし~」
と言いそう。(私もそう思う・・)
この、侘び寂びを分かるにはまだまだ長くかかりそうです。
トルコだと、庭にほおってしまいそうですね。

teppeiyamaさん

こんにちは。
私もこういうの作って
お抹茶などを頂いてみたいと思います。

トルコの方々にこの素朴な美しさを
分かってもらえるか疑問ですが。
大体にして陶芸でお皿作って食事に使いたいって言うと
変な顔されますから。
なんで?ポルセランのほうが綺麗だから
そっちを使えばとよく言われます。
かなしいなぁ・・・・。v-406

boncuk*tileさん

こんにちは。
子どもにはまだちょっとこれを素敵と思うのは
難しいですね。v-398

トルコの動物柄の緑色をしたカップに抹茶はあわないだろうし、
反対にこの日本の茶碗に紅茶はにあわないと思うのです。
適材適所といったところでしょうか。

釉薬掛けは別として、
こんないびつな形なら
自分でもできるじゃんとおもってもしまうのですが・・・。
芸術は奥のふかーい世界です。v-411


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トルコと関わり二十数年。
イズニクタイルに魅了され、
ただいま絵付けの修行中。
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(あくまで願望・・・)
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